11年　北上川アユ天然魚判別結果(釣り人：めのどく）　　戻る　　ホームへ戻る　　01/10
めのどくのコメント：
11シーズンも北上川で釣り上げたアユを冷凍保存して、11月に北里大学海洋生命科学部（現在神奈川県に移転）の朝日田卓教授に送付して鑑定を依頼し、12月に受け取った結果です。
今回も８月下旬以降に北上川で釣り上げたアユをセレクトすることなくほとんど全数を鑑定に回しました。
県南部の釣り実績はなく、すべてが盛岡近郊で釣り上げた物なので北上川全域を反映してはいないことをご承知おき下さい。
今期、８月以降は釣ったアユの半数近くが天然物であるという感触を得ていましたが、鑑定の結果は感触以上に天然物の割合が高かったこと以上に、震災・大津波を乗り越えて来たという結果に我ながら驚くと共に、母なる北上川の懐の広さに嬉しさを禁じ得ません。
鑑定者コメント：
側線上方横列鱗数17以上を天然、16以下を放流としたが、17で下顎側線孔が不揃いのものは過大推定を防ぐため放流とした。
尚、4対の下顎側線孔の他に、ごく小さな孔が認められたものはカッコ内に「4（5）」のように示したが、側線孔の並びに乱れは無かった。
天然魚、放流魚の割合は、2009年とほぼ同じで、2010年より天然の割合が多かったが、釣り場や個体数が異なるため、同じ条件での比較は困難である。
放流10個体 20.40%
天然39個体 79.60%

TL＝全長、SL＝標準体長、BW＝体重、TRa＝側線上方横列鱗数、右・左＝下顎側線孔数
日　付 場　所 個　体
番　号		 TL
(mm)		 SL
(mm)		 BW
(g)		 Tra 左 右 判　別
８月27日 落ち合い？、
南大橋下流？		 1 246 210 178 20 4 4 天然　
2 241 208 165 20 4 4 天然
3 239 201 152 20 4 4 天然
4 236 204 153 17 4 4 天然
5 230 197 141 20 4 4 天然
6 228 194 131 20 4 4 天然
7 226 204 119 17 4 4 天然
8 217 186 107 18 4 4 天然
８月28日am 四高裏、
南大橋下流		 9 234 197 135 20 4 4 天然
10 232 197 122 20 4 4 天然
11 232 194 133 21 4(5) 4 天然
12 226 195 135 16 4 4 放流
13 221 188 114 17 4 4 天然
14 216 184 112 20 4 4 天然
15 206 170 127 18 4 4 天然
８月28日pm 都南大橋下流 16 251 212 149 20 4 4 天然
17 242 205 141 20 4 4 天然
18 237 196 127 18 4 4 天然
19 235 199 145 20 4 4 天然
20 231 194 116 17 4(5) 4 天然
21 231 191 116 17 4 4 天然
22 226 189 86 16 3 4 放流
23 216 186 105 23 4 4 天然
９月４日 南大橋下流、
不来方橋下流		 24 238 200 136 18 4 4 天然
25 234 193 104 16 4 4 放流
26 230 195 121 18 4 4 天然
27 224 188 111 17 3 4 放流
28 222 186 103 16 4 4(5) 放流
29 221 184 115 20 4 4 天然
30 220 189 106 20 4 4 天然
31 220 186 102 20 4 4 天然
32 220 185 101 15 4 4 放流
33 219 189 110 21 4 4 天然
34 219 189 102 21 4 4 天然
35 219 188 125 22 4 4 天然
36 211 184 119 14 3 4 放流
37 211 182 107 20 4 4 天然
38 206 172 97 15 4 4 放流
９月11日 都南中央橋下流、 不来方橋下流、 落合 39 242 203 114 15 4(5) 4(5) 放流
40 240 203 155 20 4 4 天然
41 236 206 159 22 4 4 天然
42 232 198 145 18 4 4 天然
43 231 198 109 14 4 4 放流
44 220 184 112 20 4 4 天然
45 218 189 110 21 4 4 天然
46 216 182 110 18 4 4 天然
47 216 179 114 21 4 4 天然
48 215 184 112 21 4 4 天然
49 214 180 121 18 3 4 天然