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院長のひとりごと 第9回 けがの功名マイ自転車

110531 院内誌「あらいぐま通信」に掲載

 この4月、11歳になる孫娘の自転車が小さくなったので、誕生日のお祝いとして購入してあげることにしました。常日頃利用しているネットオークションで、24インチ・18段変速・ディスクブレーキ・アルミボディのマウンテンバイクが手頃な価格で売りに出ていましたので早速落札。届いてみるとこれが思っていた以上に大きくて、身長140センチの孫娘にはサドルを一杯に下げても地面に足が届きません。やはりサイズものは実際に見て触れてみないと行けないと思いましたが後の祭り。そこで彼女には市内の自転車専門店の店頭で実際に試乗の上買ってあげました。

 先の自転車は自分用として使用することとしました。自分専用の自転車を持つのは実に40年ぶりです。乗り回してみるとさすがに昔の自転車とは比べものにならないほど軽快です。ちょうど花見の季節だったので妻と孫娘とでサイクリングを兼ね高松の池へと行き、いっぱい写真を撮って楽しい思い出を作りました。

 さて、一人でのサイクリング。路地に入ったりすると、たしかに盛岡は歴史の町、お不動さん、三ツ石神社や五百羅漢の報恩寺、青龍清水がこんなところにあったのかと、マイカーでは気づかずに素通りしていた市内の名所旧跡など新しい発見が沢山見つかりました。今では小一時間ほどの暇を見つけては週二回くらい市内探訪の小旅行としゃれ込んでいます。

 おかげで夜は心地よい疲労感のもと熟睡もできるようになったのもうれしい余禄です。